キリン電波書簡

一方通行の手紙です

十二通目


前略
いよいよ今日でゴールデンウィークが終わりました。明日から七月まで祝日がないということをご存知でしょうか。いい加減六月に祝日を作るべきだと思うのですが、ここまで頑なだと何か国家的な陰謀があるのかもしれません。六月と言えば時の記念日がありますし、あの辺を祝日化してしまえばいいと常々思っています。Wikiにもそういう意見があるけど実現していないよ と記述されているのですが、一番大事な何故祝日化されないのか という部分が省略されているので、やはり圧力なのではないかと思います。
『「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられた。』とのことですが、今や日本人の方が時間にうるさいですし、あまり強く打ち出すのも不自然ということにしておきましょう。
六月、絶対有給取ろうと決めています。

とにかくゴールデンウィークが終わります。どんな過ごし方をされましたか?
楽しかった人は明日からの事を考えると憂鬱かもしれませんし、逆にゴールデンウィークが忙しくてやっと休みがとれる、という人もいるはず。
僕はというと実にニュートラルな気分です。というのもゴールデンウィーク後半に詰め込んでいた予定が体調不良により悉く中止になってしまったからです。
その分静養できたといえばまぁそうなんですが、もっとアクティブに生きられれば良いのにな、と楽しそうな皆さんを尻目に腐っていました。

時間は有限ですから、こんな事で無駄な時間を過ごさないようにしていこうと誓ったり誓わなかったり、そういうゴールデンウィーク最終日でした。
今度土産話でも聞かせてください。歯噛みして聞きますので。それでは。

草々